2025年7月11日(金)祇園祭の鉾立が始まりました!

【絵日記】祇園祭のはじまりを告げる「鉾立」──京都の夏、紫乃とともに

2025年7月11日(金)晴れ 気温29℃

こんにちは、紫乃です。
今日は京都の夏の風物詩、祇園祭(ぎおんまつり)の準備風景を見に行ってきました。

ちょうど今は「鉾立(ほこたて)」といって、祭りの主役でもある山鉾(やまほこ)を組み立てている時期です。
四条通や烏丸通を歩いていると、大きな木材を縄でしっかりと締め上げながら組み上げられていく様子に、自然と足を止めてしまいます。

■ 鉾立とは?

祇園祭のクライマックスである「山鉾巡行」に登場する豪華な山鉾(だし)は、すべて解体された状態から手作業で組み上げられます
しかも、釘を一本も使わずに「縄がらみ」という伝統技法で組み立てられているんです。

紫乃も初めて間近で見たのですが、まるで巨大な木のアートができあがっていくようで圧巻でした。
組み立てに携わる「鉾町(ほこまち)」の職人さんたちの手際と集中力は、まさに京都の職人技そのものでした。

■ 宵山は来週から──でも、もう祭りは始まってる?

今年の前祭(さきまつり)宵山は、7月14日(月)〜16日(水)
正式な夜祭りはもう少し先なのですが、すでに祇園囃子(ぎおんばやし)の練習の音が街のあちこちから聞こえてきます。

提灯の準備も始まっていて、まだ明かりが灯っていないにもかかわらず、通りを歩いているだけで気持ちが浮き立つような雰囲気。
まるで京都の空気が、少しずつ夏祭り仕様に変わっていくかのようです。

「あぁ、またこの季節が来たなぁ」

そんな風に感じた瞬間、浴衣姿の紫乃さんも、ほんのり笑顔に。

■ 祇園祭ってどんなお祭り?

祇園祭は、京都・八坂神社(やさかじんじゃ)の祭礼で、なんとその歴史は1100年以上
もともとは、疫病退散を願って869年に始まった「御霊会(ごりょうえ)」が起源とされます。

1ヶ月にわたり、さまざまな神事や行事が続きますが、特に有名なのが以下の3つです:

行事名 日程 内容
山鉾巡行(前祭) 7月17日(木) 豪華絢爛な山鉾が京都市内を巡行
宵山(前祭) 7月14〜16日 提灯と祇園囃子でにぎわう前夜祭
還幸祭(神輿渡御) 7月24日 夜 八坂神社の神輿が市中を巡る

■ 紫乃と夏のはじまり

京都の夏はとにかく暑いけれど、この祇園祭が始まると、暑ささえも“ごちそう”のように感じる不思議な時間が流れます。
紫乃さんも浴衣を着て、ひと足早い“夏気分”を満喫している様子。

本格的な宵山や巡行はこれから。
来週はまた、夜の街に灯る提灯の光と、コンチキチンの祇園囃子に包まれながら歩いてみたいと思います。


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🖼️ 使用イラストについて

本記事のイラストは、紫乃さんが祇園祭の鉾立を見学している様子を描いたAiオリジナルアートです。
浴衣は紫色の朝顔柄。髪飾りも同じく朝顔で、夏の京都らしさを表現しました。

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